2014年10月30日木曜日

[Netrunner]【朗報】ゲームマーケット2014秋にNetrunner参戦

エッセンのシュピール14も終わり、そろそろゲームマーケットの季節が近づいてきました。

ゲームマーケットと言えば、確か2年前に、Android: Netrunnerを売っているブースを見つけて、即買いしたNetrunnerに嵌るきっかけだったわけですが、

今年のゲームマーケットに関して、ビッグニュースが飛び込んできました!



なんと、アークライトブースにて、アンドロイド:ネットランナーのデモ卓が立つ模様です!

噂によれば、3卓(1卓あたり4人がけ)、つまり12人分の席が用意される予定だそうです。

また、FFG社のお墨付きのデモデッキを使用するようですが、みらこー氏謹製の和訳シールを張って(応急処置的な)日本語化が施されるそうです。

良い反応が得られれば、Netrunner日本語版にも一歩近づけそうですね!


そんなわけで、ルールを知らない人もインストを受けれる!
英語が読めなくても、日本語化されている!

とりあえず、ゲームマーケットでは、アークライトブースで、試遊してみてもよいのではないでしょうか!

なお、構築してきたデッキを回す会ではないので、ご注意ください(

2014年10月24日金曜日

[Netrunner]第19回柏木シティグリッドに参加してきました

去る10月12日は、第19回柏木シティグリッドに参加してきました。

いやー、報告が大変遅れてしまって、アレですね(
今回持ち込んだデッキは、前回に引き続きNBN: Media LynchとQuetzal: 30 Minutsです。

ちなみに、Quetzalは、30分で組んだデッキ(
実質Noiseのデッキをそのまま使ってる感じですが、需要がありそうならメモ程度にレシピを載せる予定です。

今回は、台風の影響はクリアしていたものの、皆さんリアルの都合もつかなかったのか、主催のみらこー氏を含めて参加者6人の小規模な感じに。

そして、結果は・・・
Runner 2勝、Corp 1勝の真ん中くらいの成績。

さて、最も盛り上がった試合は、2回戦目、みぃや氏のHBとの対戦。

残り5点で勝利の状態で、Mediumの効果でR&Dは3枚ほどめくれそうな状態。
みぃや氏はR&DにStrongboxを張り、守りを強固に。

・・・みなさん、もう忘れてる方もいらっしゃるかもしれませんが、Strongboxは、Agendaを盗むために追加のClickを要求してくるイヤーなUpgradeです。

この時点で、こちらのICE Breakerは、KnightとCorroder(BarrierはID能力で割れるんだよぉ!)くらいしか無く、Clickを消費することでHBのICEを潜り抜け続けていたので絶望的な状態に(

こちらのターンで、KnightをR&DのICEに移動し、Runを仕掛け、3枚アクセスをとりあえず試みてみたところ、

1、Agenda → Click消費してスコア
2、Agenda → Click消費してスコア
3、Agenda → Click消費してスコア

やったー!
勝ったッ!第3部完!
Strongboxなんてザルだったんだ!
というミラクルでみぃや氏と盛り上がっていたのですが、

冷静に考えると、

”こちらのターンで、KnightをR&DのICEに移動し、Runを仕掛け、3枚アクセスをとりあえず試みてみたところ”
1 Click使ってるじゃないか!!

というわけで、最後のAgendaを返して仕切り直し。
とはいえ、最後のRunでStrongboxをTrashしてあったため、続くターンで、R&Dからもう1枚Agendaをスコアして無事勝利しました(w

こういうことも起きるのがカードゲームですよねぇ。


そんな盛り上がる1シーンもありましたが、今回の優勝はみぃや氏。
初優勝おめでとうございます!

最近は、誰かが連続優勝を決めることも無く、実力が均衡してる感じがありますね。
次回開催は、11月24日。
今度は環境が大きく変わるぞ・・・!!

2014年10月9日木曜日

[Netrunner]第19回柏木シティグリッドのお知らせ

今回は忘れずに告知!!

今週末、10月12日は、第19回柏木シティグリッドです!

場所:ゲームスペース柏木
時間:14時~

なんか、前回からあまり時間がたってないような気もしますが、ともあれ、環境は前回とあまり変わらないはずです。

(前回は一部の人だけが使っていた)First Contactのカードまでが解禁ですねぇ。

ちなみに、次回のData Pack、Up and Overは、10月16日って言ってるので、来月からはまた環境が変わっちゃいますね(

最近は、柏木の傾向として、Noise、NBNあたりをよく見かけますが、今回はどう変化するかなーと期待してます。
強いはずのAndromeda姉さんは、最近めっきり見なくなってて、飽きられて捨てられちゃったんだなぁと。
かわいそうに。


ところで、12日と言えば、台風直撃日・・・という予感がするのですが、果たして何人の猛者が集まるのかは興味があるところです。
カードゲーマーは雨に弱いですからね・・・。

(参加者が少ない=ライバルが少ない!優勝のチャンスですね!)

そんなわけで、天候的ハードルは高いですが、興味のある方はお気軽に参加ください~。

2014年10月3日金曜日

[Netrunner][Shaper]Nasir: ICE Assassination

Nasir: ICE Assassination

Total Cards: (45)

Identity: 
1x Nasir Meidan: Cyber Explorer (Upstalk)


Event: (11)
2x Diesel (Core)
1x Indexing (Future Proof)
3x Test Run (Cyber Exodus)
2x The Maker's Eye (Core)
1x Hostage (Opening Moves) ■■
1x Levy AR Lab Access (Creation and Control)
1x Net Celebrity (The Spaces Between)

Hardware: (7)
3x Clone Chip (Creation and Control)
2x R&D Interface (Future Proof)
2x The Toolbox (Core)

Program: (20)
2x Datasucker (Core) ■ ■
1x Medium (Core) ■■■
3x Parasite (Core) ■■ ■■ ■■
1x Atman (Creation and Control)
1x Dagger (Creation and Control)
1x Gordian Blade (Core)
2x Leprechaun (Upstalk)
1x Paricia (Creation and Control)
1x Snowball (Trace Amount)
3x Self-modifying Code (Creation and Control)
1x Pipeline (Core)
3x Cloak (Creation and Control)

Resource: (7)
1x Kati Jones (Humanity's Shadow)
2x Personal Workshop (Cyber Exodus)
2x Motivation (Opening Moves)
2x Oracle May (Honor and Profit) ■ ■


解説

常識の通じないRunnerとして最近話題のNasirさんのデッキです。
彼は、直前にRezされたICEにエンカウントした時に、全てのクレジットを失い、そのRezコストに等しいクレジットを受け取ります。

もはや、どういう挙動をするのかすら、使ってみるまで謎でした(

というわけで、まずは、彼の能力について、詳細な裁定を確認していきましょう。

1、「直前にRezされたICE」って何よ?

何ともふわっとした感じの表現なので、Runのタイミング構造と照らし合わせながら確認してみましょう。

というわけで、みらこー氏の策のFAQ1.1日本語訳から、タイミング構造について以下に引用してみました。

2. ランナーは攻撃しているサーバーを守っているアイスのうち、まだアプローチしていない最外殻のアイスにアプローチする。
2.1. [Paid Ability]
2.2. ランナーはランを続けるかを決める。
……ジャックアウトを選択:[6]へ(このランで最初にアプローチしたアイスの場合ジャックアウト不可)。
……ランの続行を選択:[2.3]へ。
2.3. アプローチされたアイスをレゾ可。[Paid Ability][Rez]
2.4. アプローチされたアイスがレゾされているかをチェックする。
 アプローチされたアイスがレゾされている場合、[3]へ。アプローチされたアイスがレゾされていない場合、ランナーはそれを通過する:このサーバーを守っている他のサーバーがあるなら[2]へ。このサーバーを守っている他のサーバーがないなら[4]へ。
3. ランナーはアイスにエンカウントする。
3.1. アイスブレイカーをエンカウントしたアイスに作用させることができる。[Paid Ability]
3.2. エンカウントしたアイス上のブレイクされなかったすべてのサブルーチンを解決する。
……ランが終了した場合:[6]へ。
……ランが続く場合:このサーバーを守っている他のアイスがあるなら[2]へ。このサーバーを守っている他のアイスがないなら[4]へ。

Nasirの能力の指す、「直前にRez されたICE」というのは、一般的にはシークエンス2.3でRezされたICEのことを指します。
(より詳細な定義としては、アプローチ中にRezされたICEの模様)

そして、彼自身の能力でクレジットのリセットが発生するのは、ICEにエンカウントした時、つまりシークエンス3のタイミングです。

つまり、シークエンス2.3のPaid Abilityタイミングでは、まだクレジットを失っておらず、その気になれば、クレジットを消費しきることだって可能です。

もっと詳しく、具体的に言及すれば、
Nasirは、CorpのRezしたICEを確認した後に、Paid Abilityを使用することが可能
なのです!

ところで、最新のFAQ1.5には、以下のような記載もあります。
Using Icebreakers
The Runner can boost the strength of his icebreakers outside of
an encounter with a piece of ice. However, unless the icebreaker
says otherwise, its strength is immediately reset to its previous
value.
要約すると、Runnerは、ICEのエンカウントしていないときでも、ICE Breakerの強度をブーストすることが出来るが、特に言及のない限り、強度は初期値に戻りますよ、ということです。

そういえば、ShaperのICE Breakerは、Runの間は強度が維持されるんでしたっけー(棒

2、全てのクレジットを失う?

クレジットプールの全てのクレジットって何さー?みたいな疑問も生じる訳ですよ。

デザイナーの回答等を確認してみますと、Bad Publicityなんかで得たRunの最中のみ使えるクレジットも失ってしまうようです。
いっぽうで、循環クレジットは、クレジットプールにあるクレジットではなく、ある種のカードの能力みたいなものなので、失われることは無いようです。

3、Rezコストに等しいクレジットを得る?

Rezするのにかかったクレジット・・・ではなくRezコストを参照しています。
つまり、Xanaduなんかは、効果として「Rezコストを増やす」と書いてあるので、もらえるクレジットも増えますが、
Cortez Chipなんかは、「Rezに追加でコストを支払う」と書いてあるので、もらえるクレジット量は変化しないようです。


4、その他

Netrunnerというゲームは、複数の能力が同時に誘発した場合、ターンプレーヤー側の処理を全て行った後に、非ターンプレーヤーの能力処理を全て行います。

従って、例えばToolboothとエンカウントした場合、Nasirの能力でクレジットをすべて失い、8クレジットを得た後に、Toolboothの能力で3クレジット失います。

また、少し複雑になってきますが、
Femme Fataleの能力の対象となっているToolboothにエンカウントした場合、
最初にRunner側の能力である、「Nasirの能力」「Femme Fataleの能力」を任意の順番で処理します。

ここで、「Nasirの能力」→「Femme Fataleの能力」と処理しようとすれば、8クレジットにクレジットがリセットされた後にBypassが発生し、「Toolboothの能力」を不発に終わらせることが出来ます。

また、「Femme Fataleの能力」→「Nasirの能力」の順番で処理した場合は、まずBypassの処理を行い、(ICEにエンカウントしていないことになるので)「Nasirの能力」が不発になります。そして、もちろん「Toolboothの能力」も不発になります。

(この辺のエンカウント時効果は、Bypassで回避可能ってめんどくさいですよねー)


・・・とこんなところで、彼の能力については理解できましたでしょうか?

まぁ、僕自身も、良く分かってない裁定がたくさん潜んでそうでアレですが(


そんなわけで、今回のNasirさんのコンセプトは、「ICEを沢山Rezさせてやろう!」です。

・・・そりゃあ、ParasiteでバンバンICE溶かされれば、ICEをRezせざるを得ないでしょうよ。

能力的に確実に相性がいいのは、Personal Workshop。
ICEにエンカウント直前に有り金を全部つぎ込んでも、クレジットがすぐにリセットされますからね。


使ってみて分かったのは、クレジットソースとなるカードの枚数は、これだけ絞っても全然機能するということ。

そりゃあ、Popup Windowなんかは天敵ですが、特に何もせずにRunするだけでクレジットが復活するのは脅威です。
速攻を仕掛けれるタイプのデッキ構築にできれば、彼の能力はなお輝くことが予想されます。

また、例えば、Order of Solなんかも確実に相性のいいカードです。
Hostageなんていらなかったので、Order of SolとXanaduに差し換えましょう。

なんでHostage入ってたんだよ・・・。



3パターンくらいNasirデッキを試してみましたが、このParasite型が今のところ一番面白く仕えて強いですね。
既存のRunnerの動きをしながら、クレジットを得る行動を節約できるのは、イカサマくさいですね。
積極的に使って流行らせましょう!(