2013年8月6日火曜日

[Z/X]アニムスの愛で方

覇王の凱歌発売以降、アニムスデッキが流行の兆しを見せています。

その原因は、マインドデザイアの出現によってアニムスの条件達成は非常に容易になったためでしょう。
というわけで、アニムスデッキと呼ばれるデッキタイプの組み方、バリエーション等を確認しながら、その弱点等を露わにしていこうかと。

まずは、基礎知識として、マインドデザイア及び精神の魔人アニムスの能力を確認しておきましょう。

精神の魔人アニムス
ゼクス
 コスト7/黒/ディアボロス/10000
 [自]このカードが登場した時、あなたのトラッシュにコスト7以上のゼクスが13枚以上あるならば、
 あなたのトラッシュにあるコスト7以下のゼクスを3枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。

マインドデザイア
イベント
 コスト2/黒
 [☆]あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるコスト7以上のゼクスを好きな枚数選び、トラッシュに置く。
 2枚以上置いた場合、ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、破壊する。
 その後、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
まぁ二つカードの能力・効果を見比べれば相性の良さは言わずもがなですよね。

さて、そのマインドデザイアですが、デッキを5枚見たときの2枚以上ヒットするおおよその確率は以下のようになります。
(モンテカルロ法で導出したものです。)

7コスト2枚252423222120
確率85%83%80%77%74%70%

この確率をどこまで信用するかはご自由ですが、個人的にはコストを払って打つイベントですし、8割の成功率は保証しておきたい。

また、リソース(少なくとも7枚)、デッキ(少なくとも1枚)、ライフ(少なくとも1枚)等のトラッシュ以外の領域に7コスト以上のゼクスが存在していても、
能力の発動を保証できるだけの枚数をデッキに積む必要があります。

つまり、個人的には23枚程度は7コスト以上のゼクスを採用したいと思うわけです。
(ここは個人のデッキ構築思想等で増減可能ですが、能力起動には少なくとも20枚は欲しいと感じています)

必然的にアニムスデッキは、4~6コスト帯のカードが薄くなり、序盤に弱いという弱点を持っています。

マインドデザイアをうまく使ってやれば、5~6コスト帯の相手の大型ゼクスを処理しながら、アニムスの条件達成を早めることもできます。

しかし、そうでなければIGに成功する必要がしなければ相手の大型ゼクスに対処できません。

ここをどう捌くか、ということを意識してデッキを組む必要があるでしょう。

(例1:とりあえず各コストのバニラを積んでみる)
(例2:プロメチウムでバウンスしつつ手札を捨てる)
(例3:レモンバームで6コスト帯をスキップする)
(例4:山吹の効果でパワーを上げた3バニラで殴る)

ぶっちゃけ、ガン無視して、相手と同じだけIG成功すれば大丈夫という考えでもいいですが、
僕の綾瀬杯の結果を考慮すると、何かしらの対策はしておいた方が良いと思います(

まぁこのあたりは、後で調整するとして、
本命である7コスト以上のゼクスを選びましょう。

よくある組み合わせは、

精神の魔人アニムス
滅獄竜デスティニーベイン
魔狼の覇者ヘルシャー
巨大時計バークリウム
剣帝神器サイクロトロン
ザクザクするチャーム

とかですかね?

だいたい、手札を捨てる手段と、反撃を封じる手段、ライフを奪うための手段とに役割分担してカードを採用するのが良いのではないでしょうか?

まず、手札を捨てる手段は、手札の7コスト以上のゼクスを減らすことでアニムスの条件達成を狙う
重要なのは言うまでもないでしょう。
滅獄竜デスティニーベイン、魔狼の覇者ヘルシャーは優秀な除去能力も持っています。
他にも、7コスト以上のゼクスではありませんが、マエロルやプロメチウム、家庭的なセージあたりも、この役割をすることが出来ます。

反撃を封じる手段は、アニムスの効果起動後にアドバンテージを維持し続けるための手段です。
除去の出来ないサイクロトロンや、チャームによって手札を削ることで、出来るだけ盤面を維持する努力をします。
(そうじゃないと、ドゥームブラストやイェーガーでコストが下がったところをデスティニーベインで吹き飛ばされたりします)
サイクロトロンは、パワー10500のゼクスに対処する手段にもなりえますね。
まぁ、出して維持し続けられれば、勝てる状況を作るためのカードです。
変わり種ではホーリースカイもこの枠ですね。

ライフを削る手段は、デッキが切れる前に勝負を決めるために必要になります。
アニムスデッキはデッキを掘るスピードが非常に速く、また序盤にライフを持って行かれる展開も多いため、こういったフィニッシャーが重要になります。
先の例だとバークリウムですが、直接ライフダメージを与える能力があるルシファー等のZXR系統を採用するとより派手になります。

ところで、アニムスデッキの弱点として、盤面を埋められると十分に能力を発揮できない、というものがあります。
これを何とかするために、力ある矛杜若等の登場時の除去手段が採用されることも多いです。

たとえば、アニムスA効果でアニムスB+杜若+αを登場させる→杜若の効果処理→アニムスBの効果処理とやることで、1体多くのゼクスを登場させたりするわけですね。
(エルナトなら全面処理だ!)
探求の天使アドミラシオンなら、2体同時に召喚するとパワー-5000を4回飛ばせるので、この辺を利用するのも良さそうです。

マインドデザイアを使えば、かなり早い段階(5~7ターン)でトラッシュの条件を達成できるため、盤面を埋められる心配は大分少なくなってますけどね。
ミラーマッチだとどちらが先にアニムスを決めるか、みたいな勝負になります。

まとめると、アニムスの能力が決まれば勝つ構成にしつつ、条件を満たしつつ耐える(除去り除去られ)のが重要です。

さて、最後にスタートカードですが、ウルティオーかパワーの上げ下げをできるカードにするのが無難でしょう。
個人的には色もあってるウルティオ―ですね。


ここまでがアニムスデッキを組む前提になります。
まぁあとは上記を意識しておけば適当に組めるかなと。

この辺を踏まえたうえで、次回はアニムスデッキの殺し方を解説していきます。

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