ハスターの崇拝者の綾羽です。
今日は、全く需要があるかどうかわからないけど、
「少なくともルールを理解している」人向けの戦略を練るための覚書を公開するよ。
ゲームの雰囲気のレビューや、ルールなんかに関しては、僕は一切やる気がないので、ほかのHPに行って調べてね。
もう一つ注意点を上げておくと、これは僕の主観に基づいて書かれた記事だから、
受け入れがたいことが書いてあっても、「まぁそういう考え方の人もいるのね」と流してね。
1、クトゥルフウォーズで勝とう!
さて、大前提として、何のためにこんな記事を僕が書いてるのか、あるいは貴方が読んでいるかって、
そりゃクトゥルフウォーズで勝ちたいからっすよね。
少なくとも「トップ争いに参加したい」くらいの気持ちは持っていてもらいたい。
そして、勝ちたいなら、まずはこの2点をしっかり把握しましょう。
・ゲームは大体5~6ターンで決着する
・(最終的に)Doom Pointの多いプレイヤーが勝つ
1つ目の5~6ターンがゲームの長さだというのは、ルールブックにもちょっと書いてありましたね。
割と短いゲームなんだという認識はしっかり持っておきましょう。
6ターンもあれば、ゲーム終了フラグのいずれかが立つんですよ。
(つまり、一定回数のRitual of Annihilationか、Doom Pointが30点に到達)
そして重要なのは2つ目。
当たり前のことですが、勝利点の多いプレイヤーが勝つわけです。
いいですか?
ユニットを一番多くコントロールしているプレイヤーが勝つわけでも、支配領域が多いプレイヤーが勝つわけでもないんです。
Doom Pointが多いプレイヤーが勝つんです。
このDoom Pointですが、大きく分けて3つの方法で入手できます。
A: Doomフェイズに支配しているゲートの数
B: Ritual of Annihilation
C: Elder Sign
これ以外の方法では、基本的にはDoom Pointは入ってきません。
いくら内政に力を入れて、ユニットの数を増やしても、ゲートの支配の助けにはなるかもしれませんが、直接的にDoom Pointにはならないことはきちんと理解しておきましょう。
2、Doom Pointの集め方
さて、各要素を順番に見ていきましょう。
まず、Aですが、全てのプレーヤーに大体2~4点毎ターン降ってきます。
1ターン目にはDoomフェイズが存在しないので、4~5回得点できるはずです。
ここで、振れ幅が大きいですが、8~20点獲得できるようになっているわけですね。
次にBです。
Ritual of Annihilationは、ゲーム終了フラグの役割も兼ねており、プレーヤー数の2倍の回数のRitual of Annihilationが行われると、そのDoomフェイズでゲーム終了です。
換言すれば、クトゥルフウォーズは、各プレイヤーに2回のRitual of Annihilationの機会を与えています。
そして、その権利の奪い合いをしているわけです。
割と勘違いしているプレーヤーが多いですが、
クトゥルフウォーズは、Ritual of Annihilationを3回以上行うことを目指すゲームといっても過言ではありません。
出来れば、ゲートを3つ以上支配しているなら、あるいは、ゲートの数が少なくとも、GOOを召喚しているなら、
積極的にRitual of Annihilationを行いましょう。
呪文書のためにパワー残しておきたい・・・という場合は別ですが、
内政のためにパワーを使いたい場合は、ゲートの数を2つは多く獲得しないと遅れが取り戻せないと思ってください。
例: ゲートを3つ支配している場合のDoomフェイズ中に獲得できるDoom Point(ゲートの支配数+Ritual of Annihilation)
Ritual of Annihilationを行う場合:
このターン6点、次のターン6点(合計12点)
Ritual of Annihilationを次のターンに先送りにする場合:
このターン3点、次のターン6+増えたゲートの数*2 (合計9+増えたゲートの数*2)
ゲーム中1人当たり2回のRitual of Annihilationの権利を他人に渡してまでやりたいことかどうかしっかり考えましょう。
ゲーム中、このRitual of Annihilationで獲得できる点数は、
- ゲートから4~9点
- GOOからElder Signを1~3個
といった感じでしょう。
おおよそ10点分の要素と考えてもいいんじゃないですかね。
最後にCのElder Signです。
A、Bの得点要素と異なり、Elder Signの取得条件は、各勢力ごとに大きく異なります。
みんなRitual of Annihilationを通じて1~2個は、獲得できるのですが、それ以上を得ようとすると、
勢力ごとの指針に沿った動きをする必要があります。
また、Elder Signの取得は、ほぼ唯一のDoomフェイズ以外での得点源です。
したがって、このElder Signの取りやすさが、各勢力を使いこなす為の難易度といっても過言では無いかと。
さて、繰り返すようですが、A、Bの要素は、全員に共通の得点要素なので、
(勢力争いが拮抗しているなら)ほとんど差はつけられませんが、
Elder Signの取得条件は勢力ごとに異なるため、最終的な得点の差に大きくかかってきます。
そのため、できるだけ多くのエルダーサインを取れる戦略を積極的に組み立てましょう。
例えば、
クトゥルフ・・・早めに召喚して、敵陣に殴り込みをかけて殺してもらい、再召喚。
黄の印・・・早めにハスターを召喚して、The Third Eyeを利用する。
黒山羊・・・早めにシュブ=ニグラスを召喚して、Blood Sacrificeを使用。
這い寄る混沌・・・ニャル様の護衛を用意しながら、敵の旧支配者を狩りに行く
などですね。
3、ゲームスケジューリング
実際にはどんな感じでゲームを進めていけばよいのか。
まずは、ゲームデザイナーの想定するゲームスケジュールを確認しておきましょう。
ピーターセンのデザインコーナーを眺めていると、彼の想定するストラテジーは、大体以下の通りです。
- 1ターン目
1個のゲートの建造と、護衛用の神話生物の召喚
あるいは、2個のゲートの建造
2ターン目のパワー10以上を目指す
- 2~3ターン目
旧支配者の召喚と眷属の召喚
追加のゲートの獲得
- 4~6ターン目
Ritual of Annihilationの実行
ゲートの奪い合い
特に、多くの旧支配者は、2ターン目に召喚する戦略が想定されているように思われます。
また、這い寄る混沌の負け筋として「コストが重すぎるので、最後まで召喚できなかった」パターンに言及していることから、
多少大ぶりなアクションになっても早めに召喚することが推奨されているように思われます。
その辺を踏まえて、
僕の個人的な見解として、2ターン目の召喚が推奨される旧支配者は、
- クトゥルフ、
- ニャルラトテップ
- ヨグ=ソトース
- シュブ=ニグラス
- ハスター
- ラーン=テゴス
の5体。
そのうち、シュブ=ニグラスは、1ターン目もワンチャン、
ハスターは3ターン目に回しても良しみたいな感じですかね。
そして、3ターン目召喚が推奨なのは、
- イタクァ
- ツァトゥグァ
の2体。
そこから、4ターン目からRitual of Annihilationの競争が始まって、(スタートが早かった人がいたり)足並みがそろっていると5ターン目で決着。
出遅れた人がいると、6ターン目でRitual of Annihilationの回数制限でゲーム終了といった目算。
そういうゲームの流れが(おそらくデザイナーの意図する)王道的な展開だという事を踏まえて、
戦略を組み立てましょう。
そうすると、まぁ大体こんな感じになるかなーと
ゲートの数 | Ritual | 合計 | 備考 | |
1ターン目 | 1 | ゲート造り | ||
2ターン目 | 2~3 | 2~3 | 旧支配者の召喚 | |
3ターン目 | 3 | 5~6 | ||
4ターン目 | 3~4 | 3~4 | 11~14 + 1 Elder Sign | 殴りあい |
5ターン目 | 3~5 | 3~5 | 17~24 + 2 Elder Sign | |
6ターン目 | 3~5 | 3~5 | 23~34 + 3 Elder Sign |
実際にはもっとElder Signが手に入ってる可能性があるので、遅くとも6ターン目には30点到達の人が出るのでは。
ところで、5ターン目のDoomフェイズで終了してしまう場合は、
4ターン目のActionフェイズが実質的な最期の行動となってしまいます。
そうでなくとも、5ターン目Actionフェイズでゲームが終わることは多いです。
マルチプレーヤーゲームの常として、敵認定されてボコボコにされるとゲームから脱落してしまう可能性はありますが、
報復されるまでにゲームが終わる可能性があるんなら、話は別ですね。
4ターン目からは、クトゥルフ「ウォーズ」の名の通り、積極的に戦争を吹っかけて、ゲートを略奪していきましょう!
能力を最大限に使って、大暴れするのがこのゲームの醍醐味ですからね!
というわけで、長々と書きましたが、まとめると以下の通りです。
- 内政は直接点数に結びつかない
- Ritual of Annihilationは積極的に行おう!
- 旧支配者は早めに召喚しよう!
- 4ターン目あたりからは、積極的に殴ろう!
よくよく考えると、
序盤のパワーはほとんど旧支配者に持っていかれて、
後半はRitual of Annihilationに持っていかれるので、
ずっと行動が制限されるようなもんなんですねぇ。
個別戦略は思い立ったら書きますが、とりあえず、この辺の汎用的なことは覚えておくといいかもです。
いあいあ!
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